ピロリ菌を退治しましょう
前回のブログで、 ピロリ菌 の正体についてお伝えしました🙋 過去ログ〈ピロリ菌の正体に迫る!〉👇 https://kanda-shoukakinaika.blogspot.com/2023/08/4-httpskanda-shoukakinaika.html 今回は続編として、 「検査でピロリ菌がいるとわかったら…」 退治しましょう! ということで、 ピロリ菌 の退治方法をお伝えします。 ピロリ菌を退治する治療を 「除菌療法」 といいます。 1種類の 胃酸の分泌を抑える薬 と 2種類の 抗菌薬 の合計3剤を同時に 1日2回朝・夕の7日間服用 する治療法です。 薬を飲みきって8週間ほど経過してから ピロリ菌 を退治できたかどうか もう一度検査します。 当院では確認の検査は、 「尿素呼気試験」 と言って、 30 分程度で終わる簡単な検査を行っています。 検査の方法を簡単に説明します 😊 ①写真のバックに呼気を吹き込みます ②ピロリ菌判定薬を水100mlで内服します ③胃に薬の成分が留まるように左側を下にして 5 分間寝ます ④5分間経ったら、次に 15 分間座ります ⑤最後にまた別のバックに呼気を吹き込みます 以上で検査は終了です👌 1週間ほどで結果が出ます。 ※尿素呼気試 験 は、朝ご飯を食べずに、 朝の薬も飲まずにクリニックへ来ていただきます 正しく薬を内服できれば、 ピロリ菌退治の成功率は 80% 前後と言われています🙌 もしも退治に失敗したら・・・ 胃酸の分泌を抑える薬 はそのままで、 2 種類の 抗菌薬 のうち、 1種類を別の薬に変えて再び 除菌療法 を行います。 自分の判断で内服を中止したり、 間違った飲み方をしてしまうと、除菌に失敗して、 治療薬に耐性 ※ をもった ピロリ菌 に変化することがありますので、 処方されたお薬は正しく内服してくださいね😉 ※耐性:疾病の治療に用いられる医薬品などを反復して投与するうちに 投与されたヒトや動物が抵抗性を獲得して効力が低下していく現象のこと ウィキペディア参照 ピロリ菌 退治に成功しても、 胃がんなどの病気に ならないというわけではありません。 ピロリ菌 に感染している期間が長いと、 胃の粘膜が正常に戻るのに時間がかか